「すき家」のアルバイト店員が、未払い残業代を請求した裁判で、ゼンショーが請求を認諾


未払い賃金の請求をするのは、過払い金請求と同じく、近時に急増している請求ですが、原告側が勝訴に終わるとしても、和解の形になることか、主張が対立したまま判決がでるということが多いように思われます。

しかし、牛丼店「すき家」を展開するゼンショーに対して、「すき家」のアルバイト店員が未払いの残業代を請求した事件で、ゼンショーが請求を認諾して訴訟が終了するという珍しいことがあったので取り上げます。

「すき家」バイト残業代、会社側が請求認める : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)(2010年9月8日19時25分  読売新聞)

大手牛丼チェーンの「すき家」を展開するゼンショー(東京)に対し、仙台市のアルバイト店員3人が未払い残業代など計約99万円の支払いを求めて東京地裁で争っていた訴訟で、3人が加盟する労働組合「首都圏青年ユニオン」は8日、ゼンショーが請求を認める「認諾」をし、訴訟が終結したことを明らかにした。認諾は8月26日。

訴状などによると、3人は2000年以降、同市の「すき家仙台泉店」のアルバイトとして、調理や接客を担当。多いときには月169時間の残業もしたが、ゼンショーは支払いを拒否し、同ユニオンとの団体交渉にも応じなかったとして、08年4月に提訴した。

(略)

同社は訴訟終了後も団交に応じていないとされ、団交をしないためにあえて認諾を選択している点があるのかもしれません。

しかし仮にそうだとしても、認諾しても義務的団交事項はなおも存在するように思われます。

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About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。

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