日本だけの話ではないらしい


うちのあたりくらい田舎だと、選挙があると怪文書が飛び交ったりします。

以前、飛び交った怪文書では、市議の候補者が、公私混同をして市の公金で建てさせた施設で自分を妻を講師にして市民向けの講座を開いているというようなもので市議にふさわしくない人間だみたいなことがつたない文章で書かれていました。

当該、市の施設はその後、放火されて全焼してしまいました。

また当該文書で指弾された市議は、その後色々な事情があって現在は市議ではありません。

 

正々堂々と情報が開示されてそれに基づいて投票行動が決定されるなどの表のルートが使われずに、裏口ばかりがすぐに活用されるのは、いかにもどろどろした日本の田舎にありそうな陰湿な話だと思っていたのですが、こういったどろどろさは別に日本だけにありそうなものというわけではないようです。

アガサ・クリスティーのミステリには、匿名の手紙が小道具として良く出てきます。あちらもそういった書面が実際に飛び交うことがあり、それがミステリの中にも投影されているのでしょう。

ポアロでもミス・マープルでもどちらでも匿名の手紙が出てくるものがありますが、田舎の老婦人であるミス・マープルのほうが出てくることが多いです。

田舎の限られた人間関係の中で匿名の手紙が飛び交い、その結果殺人が発生するのが、ミス・マープルが主人公の「動く指」という話で、イギリスの田舎のどろどろさが感じられる話で、日本と比較しながらどういう状況なのかを日本に置き換えて想像して読んでしまいました。

人間のいるところにかならず陰湿な人間関係ありということで、それは洋の東西を問わないのだと改めて感じた次第です。

About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。

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