東京地裁、「5年間完全ノーワックス」を不正競争防止法違反と認定


不正競争防止法という法律があります。
企業間の競争が適切なものであるように、変な競争行為を戒めるものなのですが、同法2条1項13号で、商品の性質を誤認させるような広告は不正競争であるとされています。
その条項に違反すると認定した判決が東京地裁でありました。記事はこちら
判旨によると、「5年間完全ノーワックス」は、実は、7ヵ月後には光沢が半分程度に落ちているという原告の証拠を採用して、品質を誤認させる表示と認定しました。
この原告は競争している事業者で、差止めだけでなく、その広告のせいで自らの売り上げに影響が出ているとして損害賠償も請求して、1000万円分認められました。
日本の業界は競争しつつも、ある程度秩序だっているので、あまり泥沼に陥るようなことは考えられませんが、不正競争防止法のこのような使い方は一考に値するかもしれません。

About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>

post date*

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)