AKB握手券は刑法上の有価証券だった


JAPAN LAW EXPRESS: 確かに権利の行使に証券の占有がいるけれど」で取り上げた事件の判決がでました。

AKBの握手券は刑法上の有価証券なのかという点が争点として注目された事件ですが、東京地裁は以下のように判断した模様です。

「AKB握手券には財産的価値」、偽造男に有罪 : 社会 : YOMIURI ONLINE(読売新聞)(2010年8月25日22時33分  読売新聞)

(略)

「券にはメンバー1人と握手できる権利が表示され、インターネットのオークションで売買されるなど財産的な価値があることは明らかだ」

(略)

オークションを財産的価値の徴表として捉えている模様です。

従前のエントリで取り上げたとおり、判例によると、経済的な価値が表示され権利の行使に証券の占有がいるものはすべて刑法上の有価証券になってしまうので、この構成は堅いと思われます。

しかし、何だか大げさなことで何か変だなと思うのは普通の感覚だと思います。有価証券という文言に引っ張られて手形や小切手などを想像してしまいがちなせいかもしれませんが。

About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。

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