やはり疑問がわくのは当然


JAPAN LAW EXPRESS: 確かに権利の行使に証券の占有がいるけれど」で書きましたが、案の定、争いになってしまっているようです。

asahi.com(朝日新聞社):AKB48握手券は有価証券? 偽造事件初公判で論争 – 社会

(略)

被告は偽造したこと自体は認めたが、握手券が刑法上の「有価証券」かどうかで検察と弁護側が対立。検察側が懲役1年6カ月を求刑したのに対し、弁護側は「券に金銭的な価値はない」として無罪を主張した。

(略)

検察側は被告が握手券を入手するために同じCDを200枚買ったり、ファンがインターネット上で売買したりしていることを明らかにし、金銭的な価値がある「有価証券だ」と主張。一方、弁護側は握手券はメンバーと握手することだけを目的としたCDの販促物に過ぎないと反論した。

どちらの主張のほうが説得的でしょうか。

有価証券ときくと手形や小切手を思い出しますので、握手券なんて入らないだろうと思ってしまいますが、刑法上の有価証券は、判例によるととてつもなく広いのであたると考えられるので難しいところです。

それにしても、「CDを200枚買ったり」と検察が公判で主張したことには、何だか違和感というか痛々しいものを感じざるを得ません。

別に検察の主張が泥臭くいとか行っているのではなく、そういうことが行われているという事実に対しての感想です。挙句の果て(有罪になったらの話ですが)犯罪までおきてしまうとはなんとも悲しい話です。

About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>

post date*

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)