公取委、音楽配信事業を巡り有線ブロードネットワークスに排除勧告


公正取引委員会が、有線による音楽配信事業に関して、有線ブロードネットワークスに独禁法違反行為があったとして排除勧告を出しました。記事はこちら。公取委のプレスリリースはこちら
公取委は、今回は私的独占であるとしており、裁判所にすでに緊急停止命令を申し立てていたことから見て、若干異色のケースのようです。
私的独占は、言葉だけ見ると私的に市場を独占することかなと思ってしまいますが、そういう意味ではなく、あえていうと市場から競争者を排除してしまう他者排除のような行為類型のことです。
有線ブロードネットワークスは、業界2位のキャンシステムに狙いを定め、そこからの乗り換えをする顧客に対して安値攻勢などを仕掛けていたので、そこを問題視したということです。
結局は寡占ないし独占後に、消費者がわりを食うので、禁止されているわけです。
もっとも緊急停止命令の申し立て取り下げと同時の排除勧告ですので、違反状態自体は、すでに解消されていて、手続き的な後始末に近いといえるでしょう。

About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。

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