ようやく市長選挙の選挙戦が終わり、明日が投票日です。
候補者がほとんどくることのない国政選挙とは異なり、非常に熱い選挙戦でした。
しかし、みんな選挙のやり方を考えたほうがいいくらいのひどさで、もうちょっと効果的なやり方をしたほうがいいとつくづく思いました。
さて田舎ゆえに仕方ないのですが、候補者のかなりが土建屋や公共事業関係者でして、なんとか食いつなぎたいという意図が見えみえなのです。
実のところ、選挙が行われるのは16年ぶりなのですが、前回の選挙も一方の候補者は土建者の社長でした。
完全にもたれあっているようでよろしくないのですが、田舎だから仕方ないのかと思っていました。
ところが、近隣市町村を見ていると同じようなことになっているわけではないらしく、工場が誘致できたりそれにともなって関連産業も発展したりしているところが周囲にはあるのです。むしろ他の自治体には多かれ少なかれ企業を引っ張ってきており、市内の土建屋でもできるような低レベルな公共事業だけして市内で循環するだけで緩慢に衰退していっているのはここぐらいなのです。
実は自治体の首長って重大な影響を生むことがわかりました。
能力の低い首長に対しては企業は相手にしないか、足元を見ます。
市内の再開発に関して、とある大手企業が既存の立地の都合上、関与せざるを得なくなったのですが、その契約は普通ならありえないほど市側に不利なもので、ああいう契約は定型的に落ち着くところが大体決まっていることから、足元を見られたということがよくわかりました。
現職は引退しますのでこれを機に、そういう情けない市政から脱却できることを期待したいのですが、めちゃくちゃな選挙戦をお互い繰り広げていた候補者たちを見ていると、不安を感じます。