成田空港への新しい鉄道ルートが開業しまして、かなりの短縮になりました。
多くの声は高評価のようです。しかし、結構、運行形態が複雑なので今日の日経朝刊のコラムのように、わかりにくいという声もあるようです。
単純にいってしまうと、最速36分なのは、日暮里からスカイライナーという有料の列車に乗った場合で、運賃だけで乗れるアクセス特急という列車だともう少しかかります。加えて、この列車は京成上野からでて日暮里を通るものは少なく、羽田空港発が大半なので京急や都営地下鉄浅草線などから乗れますが、日暮里からだと青砥で乗換えがいる場合が多くなります。
これだと座れるか微妙なような気がします。京急とか京成の利用動向にはあまり詳しくないので、適当な予想に過ぎないのですが、大荷物を抱えて空港に行くのにそれでは大変だと思います。
しかも、従来からの京成本線を経由する成田空港行きも存置されているのでなおのこと複雑です。
こうなってしまったのも京成にとっては悩ましいからだと思います。
新しいルートは、高運賃で有名な北総線の印旛日本医大から先にこれまた別の会社がアプローチ線を建設して、従来からの成田空港高速鉄道に接続させたものです。京成にとっては別会社の線路を利用することになるため、従来からのルートに比べてよほど利用が伸びてくれないと困ると思われます。
実は成田空港アクセスは、バスが最大勢力でして、定時性に優れているはずの鉄道はかなりバスに遅れをとっています。その理由は、たくさんあると思いますが、今回の新ルート開通でどれほど鉄道利用にシフトしますかね。