USENとインテリジェンスの株式交換にかかる反対株主による株式買取請求権行使にともなう価格決定の申立てで、インテリジェンスの株主との間で和解が成立


JAPAN LAW EXPRESS: USENとインテリジェンスの株式交換にかかる株式買取請求権行使にともなう価格決定申立てで東京地裁が1株448円とする決定 USENは即時抗告」の続報です。

この件では、USENの反対株主とインテリジェンスの反対株主がそれぞれ株式買取請求権行使をしており、協議が整わず、価格決定の申立てがされています。

東京地裁は、USENのほうでは1株448円、インテリジェンスのほうでは1株8万7,426円と決定していました。

これに対してどちらも会社側が即時抗告をしていたのですが、このうちインテリジェンスとその反対株主の件は、和解が成立したことが明らかになりました。

子会社における株式買取請求に関する和解成立のお知らせ

上記リリースによると、東京地裁決定の価格よりも低い1株あたり7万9,500円で和解したことが明らかになっています。

どういう経緯で和解にいたったのかが不明なのですが、とにかく株式買取請求権行使が価格決定の申立てにまで至った事案で和解したというのは珍しいことであるのは確かではないかと思われます。

インテリジェンスの株主によっては、インテリジェンスからは追い出されることになる状況ですので、馴れ合い的な株式買取請求権行使というよりは、納得がいく対価になるまでとことんまで争う可能性がある場合なのではないかと思います。

よって、和解してしまった理由は、東京地裁決定よりは安くなりますが、今後も争いが続くこと等も勘案したやや下がった価格で折り合うことにしたのかと想像するのですが、実態はどうなのでしょうか。

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About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。

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