投票には犬の散歩ついでに行ってきました。
これを書いている時点ではまだはっきりしないのですが、民主党の負けになりそうです。もっとも自民党の勝ちではないと捉えるのが妥当なところでしょう。
さて、選挙の結果はそれなりに正当性があるとして捉えるほかありませんし、民主党のこれまでの行動はあまりにひどいことが多すぎたので、不安を感じた有権者がある程度出てしまったのは当然の反応だと思います。
しかし、それをさておいても、日本はその選挙制度に問題があるように思えます。
衆参で2回連続で選挙に勝たないと政権交代できませんし、参議院選挙を3年おきに改選にしているために、最長4年の衆議院と合わせると毎年のように選挙をする羽目になります。これでは安定しにくいのは当然の摂理です。
しかも参議院の選挙制度には見直す必要性が特に高いように思えます。選挙区は中選挙区制のようになっていますし、比例代表の定数も微妙であるために、これで過半数を取るのは至難の業です。
この選挙制度を前提とした上で、複数区で複数当選させるほかないと考えた小沢氏の戦術は当然の考えだと思います。
1人区の地方は、どうしても保守的になりますから、風でも吹いていない限り、地方に強い自民から奪いとるのは至難の業だからです。
その上で複数区で分け合ったらどう見ても過半数になりませんから、やはりこれ以外ないわけです。結局、不発になったみたいですが。
このような難しい選挙制度は一票の価値をどうするかとは別の問題として改めるべきではないかと思います。かつての自民党の万年与党のような状況はもう起きないでしょうから、そうすると政局がいつでも不安定ということになりかねません。去年の最高裁の判決のいうところに従い、一刻も早く参議院の選挙制度を改めるべきだと思います。
おっしゃるとおりだと思います。
さらに根本的問題として、参議院の独自性について今回は特に疑問を感じました。
ついこの間衆議院選で落選した方々が今回の参院選で当選しておられますが、いったい参議院の意義はなんなのか、考えてしまいます。
コメントありがとうございます。
今回の選挙の結果の当否は別にして、日本の議会制度は非常にまずいと思うことしきりです。
同じような構成をしており権限も極めて近い議院を二つも持っている国会というのは世界的にみてもかなり珍しいと思います。
憲法に書いてあるので難しいですが、日本は本当のところ一院制のほうがいいのではないかと思います。