バンダイナムコHD、KDDIの株主総会で社外監査役・社外取締役への選任議案で社外性・独立性に疑問が呈された候補の賛成が少ない結果に


有価証券報告書の提出会社は議決権行使結果を臨時報告書で開示することが義務付けられた他、東証のルールで開示することも義務付けられたことはお伝えしていますが、その開示によって興味深いことが明らかになっています。

バンダイナムコHDとKDDIの株主総会で、それぞれ社外監査役、社外取締役の選任議案で、特定の候補への賛成票が他の候補よりも著しく少ないことが開示によって判明しました。

  • バンダイナムコHD

第5回定時株主総会の議決権行使結果に関するお知らせ

社外監査役の柳瀬康治氏だけ、他の候補は75%程度の賛成票の中、55.17%ににとどまっています。

  • KDDI

EDINET (E04425)

KDDIのウェブサイトでは開示されていない模様で、EDINETの臨時報告書で見ることができます。

社外取締役の川村誠氏、佐々木眞一氏だけ、他の取締役の賛成票が9割を超えているのが多い中で6割台の賛成にとどまっています。

これらの理由について、バンダイナムコは、当該候補が子会社であるバンダイの顧問弁護士であること、KDDIのほうは、両候補はそれぞれKDDIの大株主である京セラ・トヨタの役員であることが作用して、独立性、社外性に疑問が呈されていることが報道されています。

独立役員などという概念が登場して、真の意味での社外性に注目が集まる中、影響したといえそうです。

法的には問題なくても、独立性から厳しい目が向けられるようになってきたようです。

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About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。

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