日経夕刊には中ほどに文筆家のコラムがありますが、先日、本郷の東大の話題が出ていました。
東大の中を散策したというような話だったのですが、お土産の東大ゴーフルや赤門ラーメンの話も出ているなど、ちょっとした観光情報的でした。
国立大学法人になる前の私が学部生だったころから、生協が販売する東大グッズなどのお土産がありましたが、今ではさらに充実して東大自らも色々なものを販売しています。
どれも高いものばかりで、赤門ラーメンは麺が入っていないのに食堂で実物を食べるより割高になっていますし、沖縄戦で失われた菌が東大に保管されていたことで沖縄に持ち帰られて現地で復活した泡盛は、東大のロゴの入ったボトルに入っているだけで、製造元のオリジナルの2倍以上の値段がします。
そのように食べられる東大グッズも今となってはたくさんあるのですが、第一号は確か東大饅頭だったと思います。
これもかなり高くて、はっきり行って東大の研究成果でできている饅頭ではないのですが、お土産に便利なので私も結構買いました。
東大饅頭の製造元はその後破産してしまい、工場からの直送で地方に送った直後につぶれたので、破産債権者にならなくて良かったと安堵したことを覚えています。
その後、別の東大饅頭ができたと思ったのですが、再び東大に戻ったら、初代の東大饅頭の味が復活していました。レシピを手に入れたのでしょうか。
よくわからないのですが、純和風という感じではないちょっと違う饅頭でして、今はそれに戻っています。
最近は東大は観光地になっており、いつでも観光客の姿を見かけます。グッズも中々の売り上げのようですが、学問には際限なくお金がかかるので、儲け主義的な価格設定はやむところを知らないでしょう。うちにも寄付のお願いがよくと届きます。しかも弟と合わせて2通も同じものが来るのです。さすがに来るたびにひいています。