検察審査会の活躍


機能強化がされた検察審査会の活動に注目が集まることが最近多いです。

一般的な国民の感情を反映することはそれはそれで意義深いものですので、いいことなのではないかと思いますが、小沢幹事長のような政治案件なら別段の考慮があるかもしれないので別として、それ以外で話題になっているのは全部業務上過失致死で、これは立証の難易もさることながら、そもそも嫌疑があるか自体が微妙であることが多い類型です。

これら先行して強制起訴になって業務上過失致死事件は罪責を問うのは相当難しいと思われ、仮に無罪という結論が出てしまっても、それと国民感情の反映は別の問題なのであると割りきることは必要なのではないでしょうか。

強制起訴した事件の結論によっては、最近の日本は見解が極端に触れやすいので(マスコミ等の媒体で極端に触れているように見えるだけで、日本人の内心は別に泰然自若としているのかもしれませんが)、検察審査会制度への不信が生まれてしまうかもしれません。

せっかく行った検察審査会の機能強化が逆効果にならないことを祈るばかりです。

About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。

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