別の立場からの理解


今日も寒い一日でした。

もはや、日本の政治はほとんど機能不全に陥っています。果たして持ち直すことができるでしょうか。

できたら恐るべき手腕の持ち主ですが、そんな手腕があるなら端からこんなことになるはずがないので、やはり無理なのでしょう。

 

さて、全然関係ない話ですが、法律には客観的に同じ条文でもそれぞれの立場によってまったく違った理解をしているというものがいくつかあります。

憲法の平和主義に関する通説と防衛大学校の理解の違いや、私法取引の形式にとらわれず法的性質は税法の立場から国税が性質決定をするという国税庁の立場などを知っていましたが、このたび刑事訴訟法について検察と警察ではまったく理解が異なる部分があることを知りました。

警察は伝統ある組織ですから、当然、検察何するものぞ的な気概があるのは当然のことでしょう。

警察官僚には東大卒も多いですが、世界的には日本のように社会的なエリートが警察をやるというのは比較的珍しく、それが日本の警察の組織の権威を保っている面がいささかあります。

地方などでは顕著ですが、警察と検察の力関係というのはなかなか微妙です。

会社のとある部署の社員が起訴されそうになるという事態があったのですが、警察が検察の意向とは別に非常に積極的であり、会社は何とも往生したという話でした。

組織内における関連法の教育にも、伝統ある強固な組織の行動原理が現れていてなるほどと思った次第です。

しかし、その教科書である警察の立場からの刑事訴訟法みたいな本を書かれていたのは弁論部の先輩でした。OBに警察官僚が多いことも改めて思い出しました。

About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>

post date*

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)