耐えられるのか


秋葉原の通り魔事件の裁判がいよいよ始まりましたが、これは起訴自体はずいぶん前にしてしまっているので、裁判員事件ではありません。普通に裁判官が担当します。

しかい公判の回数が多いことから明らかなように、大変な規模の刑事裁判になりそうです。

時期が時期なら裁判員裁判になりますが、果たして、裁判員に耐えられるでしょうか。

能力とかの話をしているのではなく、大変な日数を拘束されることになり、とても付き合えないのではないかということです。

また、責任能力が争点になりそうですが、これは一般人には理解しがたいものであるように思われます。裁判官も本音ではどうなのでしょうか。結局のところ、法的評価に過ぎず、医師の意見のまま決めるというものではないので、その点を踏まえるというのが難しい感覚ではないでしょうか。

結婚詐欺殺人が疑われる事件も、否認していることから、事実認定が重要になるという点で難しいです。こういう事件は少ないことから、これらだけを取り上げて裁判員制度の当否を論じるのは不適当ですが、裁判員制度が極めて大変な事件に直面することはすでにおきつつあるわけで、始まったばかりですが正念場になりそうです。

About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。

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