法的な書き方


最近、上司に書いたものを見せたところ、「遠慮・謙遜しないでもっと堂々と断言して書け」というようなことをいわれました。

しょっぱなからあまりえらそうなものを書いていくと、むしろ怒られるような気がするのでかなり表現を抑え目にしているのですが、それ以外にも思い当たるふしがあります。

やっぱり法律家の端くれとしては、断言するということに対しては慎重にならざるを得ないですし、完全に確認できていないことを堂々と書くことはためらわれます。

しかし営業の現場では「主張してなんぼ」の世界なので、やたらとおくてだとまずいのでしょう。

あとブログを書くようになってからかなり表現が抑制的になりました。
口でいうと大したことはないのですが、活字になるとどぎついということがよくあり、読んだ方を刺激してしまわないかと気になります。
そのせいで、かなり表現を改めておりまして、これまで弁論なんかでは結構明言することをよくして来たのですが、そういうのや象徴的にきつい表現を使うことは避けているんですね。

しかし表現を抑制すると、そのうち思考まで少し方向が変わってきます。
作者のパーソナリティが書いたものに反映するのではなく、書いたものが作者に影響するわけで、人間とは案外柔軟な存在なのだなあと思いをめぐらしています。

About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。

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