度量のある上司


官界とか裁判官とか他の世界の方でそれなりに大成した方とお話をしていて、若いうちはやんちゃをしたほうがよいと言われることが多いなと感じました。

人事がてこずるような我の強い若手であれということです。ただし、そのままの行動原理で大人になるとほされるので、そのうちに大人にならなきゃいかんとも付け加えられます。

最近のように就職に極めて大変な状況からでは、職についてから我を張るなんてあまり考えられないのかもしれませんが、すると割を食わされるので、ちゃんと自己主張はしたほうがよいです。

これは乏しい私の経験からも言える話です。不満を抱いていても黙っていると、容認したと思われますので。

さて、上記のやんちゃ推奨論ですが、そのまま受け取って自分もそうしようとは行かないのが昨今ですよね。

きいていて思うのは、先達の方々はある意味上司にも恵まれて幸運であるということです。やかましい若手を面白いと思ってくれる度量のある上司がいてくれるからこそ、自分の芽が伸びたのだということを忘れてはいけないと思います。

さて、現在、この極めて困難な日本社会において実際の最前線を担っている中堅幹部たちにはそこまで度量を示す余裕があるでしょうか。

別に人間が小粒だといっているわけではなく、色々とうるさい時代になってきたので、あまり寛大にもなれなくなってきているのが昨今です。よくわからない融通を利かせると事業仕分けされかねない感じがします。自分の身が危なくなるおそれがあるとなったら他人のためにやってやろうなんて気持ちになりませんよね。

現在、日本社会の中堅になりつつあるのはバブル世代だと思います。バブル世代は就職に苦労しなかったとか色々といわれますが、それらを別にして、いい上司になっているでしょうか。

私の個人的な経験では、バブル世代の人たちはやや残念か感じがすることが多かったです。楽なのは入るときだけでその後はバブル崩壊後で塗炭の苦しみだったはずのですので、就職が楽で苦労を知らないとかそんな単純な話ではないのですが、何だか残念な人が多かったような気がします。

About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。

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