一貫性を欠いているよりも


日本郵政の次期社長の話で、日銀総裁や副総裁人事での態度との不整合がまず想起されると思います。

しかし、それに加えてどこかで聞いた名前だなあと思ったら、あの方でしたか。

実際には最初からこの人事のつもりだったようではないようで、公社等の事業体を民営化した企業の出身者から迎えるつもりだったようです。

しかし、候補者にすべて断られた模様です。

ここでひとつ気になったのは、民営化企業のOBたちが本気で引き受けると思っていたのでしょうか。

無理だろうとはじめから思って、だめもとであたったということも考えられるのですが、官界の出身者にすると批判を招きますからなるべく避けたいはずです。誰かしら引き受けるだろうと思っていたのでしょうか。

このような経緯で引き受けたら経済界にあわせる顔がないですから誰も引き受けないというのは当然想起されるところだと思うのですが。

それに加えて、公社を民営化した企業は、どうしても普通の民間企業たちが多くを占める経済団体の中では、肩身が狭いというか微妙な立ち位置にあります。

日本経団連を代表しているかのような日本郵政の経営陣に取って替わるようなことは、民営化企業出身者にはなおさらできないことなのではないかなと思います。

おそらく、だめだろうと思いつつ一応探したに過ぎないのだと思いますが、もし引き受けると思っていたのなら行動が一貫性を欠くよりもはなはだしい政治的資質の欠落がありますね。

About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。

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