借り手の貸し手の関係


徹夜勤務明けで今日帰宅しました。

しかし、朝すぐ帰れることはなく、超勤でごみ捨てとかをしてからの帰宅となりました。
昨日の分のブログを更新してからは、寝ていました。
明日から二日間休みなのでじっくり休みたいと思います。

さて、ダイエーの再建策がまたもや話題となっています。
経済界はいつまでスーパーに振り回されるのかという感じで、諸外国でも疑問というか揶揄の声がありました。

巨大で雇用問題になるからというのもありますが、銀行がお金を貸しすぎで処理してしまうには巨大すぎるからというのが本当のところの理由でしょう。

ここから行くと、銀行は、小額の借り手にはかなり強い態度に出て、巨額の借り手には甘くなるという、借り手によってかなり態度を変えてくるので、不公平だと思えますし、倫理的にはいかがかという感じです。
ゼネコンもこの手の処理が結構多かったですし、巨額借り手との馴れ合いは、私的整理の一環だといえば聞こえがいいですが、日本経済界をやませる原因であるのは確かでしょう。

借金というのは不思議なもので、貸し借りする金額がある程度までは貸し手が強いですが、巨額になってくると借り手のほうが強くなるというのは古今東西の常です。
古くは、カエサルがローマ一の大金持ちクラッススから借金をしまくって、ガリア遠征など好きなことをしまくり、自らの政治力確立に利用しました。
その挙句、クラッススに対しては借金を返すどころか、三頭政治に協力させたり他の借金の連帯保証人にしたりと散々利用して、挙句の果てにクラッススはパルティア遠征で戦死してしまうのです。

ここまで極端でないにしても、日本の銀行も随分と色々なものに振り回されていますが、金融をするというのはやはりそういう面があるのでしょうね。

それにしても不思議なものです。
借金を苦にもしなかったカエサルが作ったローマ帝国には、国がする借金である国債の概念は生まれず、基本的に健全財政でした。
それに対して、借金は悪徳であるという観念がある日本はいまや借金大国で、収支のつりあわない状況で国政運営がされています。
財政・税制は飛躍的に進化したはずなのに、むしろ状況としては悪化しています。
原始的な方がわかりやすく、間違いもおきにくかったということなのでしょうね。

About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。

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