大庄、店長に残業代支給へ


庄やなどのブランドで居酒屋チェーンを展開する大庄が、店長に残業代を支給する賃金体系に改めることを表明しました。

「名ばかり」解消へ店長ら2400人に残業代(読売新聞2009年10月8日)

居酒屋チェーン「日本海庄や」などを展開する大庄(本社・東京都)は7日、権限がないのに管理職扱いされる「名ばかり管理職」を解消するため、店長や調理長など計約2450人に対し、11月から残業代を支払う賃金体系に改めると発表した。

(略)

いわゆる名ばかり管理職といわれる問題を紛争の形ではなく、企業が自主的に解決をした事例の一つになります。

マクドナルド事件以降、チェーン店を展開する外食産業を中心に、店長に残業代を支給する動きが相次いでおり、それに連なる一件といえます。

大庄では、これまでは管理監督者が正社員の8割に上っていたとのことです。

管理監督者該当性を判断する要素は、経営と一体か、主体的に自分の労働を決められるか、待遇がふさわしいかなどとされています。

正社員の大半が経営と一体ということは、およそ観念しがたいですし、ふさわしい待遇を受けていたら人件費が大変なことになります。

正社員の8割が店長だということではないでしょうから、管理監督者全体数で計算した比率だけ取り出して、論じても仕方がないのですが、管理監督者に該当しない者を管理監督者扱いをしていたことは少なくともいえるかと思います。

第41条(労働時間等に関する規定の適用除外)

この章、第六章及び第六章の二で定める労働時間、休憩及び休日に関する規定は、次の各号の一に該当する労働者については適用しない。

一 別表第一第六号(林業を除く。)又は第七号に掲げる事業に従事する者

二 事業の種類にかかわらず監督若しくは管理の地位にある者又は機密の事務を取り扱う者

三 監視又は断続的労働に従事する者で、使用者が行政官庁の許可を受けたもの

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About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。

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