アニメの著作権を流動化する資金調達手法が登場


最近脚光を浴びている知的財産ですが、そのうちの著作権を利用した新しい資金調達手法が東京三菱銀行などから登場しました。記事はこちら

新しい手法とはいっても、SPCにアニメの著作権を移して流動化するだけですので、手法自体は新しくなく、流動化の対象となるものが新しいのが特徴です。

すでに完成した作品の著作権を移すことで評価が難しいという問題をある程度クリアできますし、アニメ作成はかなり労働集約的産業であるために資金需要が高く、これから広がっていくそうな気配です。

この手法による最大のメリットは、著作権の一元管理が可能となり、後日、迅速な事業展開が可能であるという点でしょう。
日本の映像関連産業は、様々なところから出資を募る形態が主であるため、コンセンサスをとるのに時間がかかるという点が指摘されていました。この手法をとるとそれがある程度解消されます。もっとも銀行などの意向を無視することはできないでしょうが。

ただアニメはドラマと違い、製作に金がかかりすぎるため、放映だけでは儲からないという弱点があります。
周辺事業展開に実力をつけたところでないとこの手法の活用は難しいと思われます。

About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。

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