夫婦別姓が実現するか


10年越しで家族法部分の民法改正が実現しそうです。

多岐にわかる内容がたなざらしになってしまい、これが全部実現するのかわかりませんが、世間的には夫婦別姓が実現しそうであることが注目されているようです。

担当大臣でもないのにやたらとはしゃいでいる人もいますが、その人は事実婚なんですが、果たして夫婦別姓になったら正式に婚姻するのでしょうかね。

夫婦別姓では、女性が仕事を続けても姓が変わらずにすむみたいな便宜的な効果ばかりが言われますが、現在、職場では旧姓を通称で使うことが許容されているところが多いですから、あまり実質的に大きな効果はないように思われます。

私の会社もそうでした。もっとも私は褒賞を渡す仕事を担当したことがあったのですが、そのリストでは戸籍の姓で記載されていて私だけやや困りましたが。

さて、夫婦別姓にもっと意義があるとすれば、これによって婚姻制度が男女平等になったと考えられれば、信条に基づいて事実婚を選択しているカップル間の子供に嫡出性が付与できますね。

姓を統一しなくてよいというくらいで、婚姻制度が平等になったと感じてくれるかは微妙ですがね。

私のよく存じている東大准教授も事実婚を選択されています。夫婦別姓が認められたら結婚するみたいなことを仰っていた気がしますが、果たしてどうなりますかね。

ちなみに夫婦別姓は法制審議会を通った内容ですが、民主党はかなり進めて戸籍の個人編成を主張していたような気がします。

民法改正に入れるような内容ではないのですが、この戸籍制度の変更は進歩的な観点から主張しているのでしょうが(本当のところどうだかわかりませんが)、これは別の観点から日本にとっては問題が生じそうな気がしませんか。

About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>

post date*

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)