いよいよ日本でも起きた政権交代ですが、韓国ではすでに進歩派に政権交代が一度起きて、10年間にわたり政権を担当して、再度保守派に政権が戻りました。
これだけみていると韓国のほうが政権交代に関しては経験があることになります。
金大中政権誕生のころ、東大に留学していた韓国人の方が、その政権交代を進歩派に一度やらせてみようという気持ちと表現していました。
保守派の政権の下での経済運営に失望してなら逆側にやらせてみようということになったというのがやはりあったようです。
この点は今回の日本と似ています。
結果10年の進歩派政権の間にかえって貧富の差は拡大したらしいのですが、そのせいで再び政権交代をしたのかもしれません。
韓国の場合には、北朝鮮融和も支持された要素があったようなので、政権をとったのをいいことに勝手にやったというわけではないのでしょうが、日本の民主党政権の場合は、反自民、経済政策を求めているのが抽象的な民意なのでしょうが、それをいいことに勝手にやりたいことばかりやっていくとだんだんと熱狂がさめていく感じになってしまいそうです。
さて内閣の顔ぶれですが、テレビは好意的に報道していますが、なぜか実際の民主党の構成に比べると左派色が強く、左翼弁護士が目立ったり、組合出身者が目立ったりして、意図が推し量られる感じがしてきます。
本当に国民のためにしないといけないことは長期的な行財政改革でしょう。税金の使い道を変えるのはいいことだと思うのですが、不可解に配ってしまうと大変なことになります。まさにお手並み拝見というところですね。
私自身は民主党は信用していないので悲観的なんですが。