味の素社員のインサイダー取引疑惑で課徴金に関する審判が開かれる


金商法(旧証券取引法)に課徴金が導入されてからはじめて、課徴金納付命令勧告を争う審判が10日に開かれました。

事案は味の素社員がカルピスの株をインサイダー取引をしたとされている事件です。

味の素社員のインサイダー疑惑、初の公開審判(日本経済新聞2009年9月10日)

金融庁は10日、証券取引等監視委員会が出した味の素社員に対する課徴金納付命令勧告の妥当性を審理する「公開審判」を開いた。インサイダー取引をしていたとされる同社員が勧告に不服を申し立てたことを受けた措置。公開審判の開催は2005年度の制度発足以来、初めてとなる。

(略)

同社員は事実関係を全面的に否認。一般傍聴者もいる公開審判の場で争うことになった。この日の審判では同社員が(1)配偶者にカルピス株の購入を指示していない(2)配偶者のカルピス株の購入は同社員の判断によるものではないという2点を主張した。(10日 21:50)

課徴金の納付命令にかかる仕組みについてはビックカメラの事件でのエントリーで記述したのでご覧ください。

ビックカメラは有価証券報告書の虚偽記載ですが、本件のインサイダー取引も金商法175条から課徴金の対象です。

上記リンク先の記事を書いたときに参照した日経の記事では、ビックカメラ会長の件が課徴金に関する審判第1号になるかのように書かれていたので、エントリーでもそう書いたのですが、順番が変わってしまったようです。

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About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。

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