衝撃の「失われた20年」論


日経夕刊の市場面に載っている十字路という囲み記事をよく読んでいるのですが、21日の金曜日の話題が衝撃的で驚きました。

アメリカの経済学者の指摘で、バブル崩壊後日本経済はほとんど成長していないというものでした。そしていまや失われた20年になりつつあると。

平均すると1%になるそうですが、それも多分にバブル崩壊直後のまだ成長の余韻が残っていた頃に引っ張られているためで、それを除くとほとんど成長がなく簡単にマイナスになるという話でした。

さらに重大だと感じたのは、小泉改革後この間までの高成長はアメリカの借金による異常な消費に支えられていたという指摘でした。

アメリカの異様な消費は終焉を迎えましたから、日本がこれまでの生産規模を維持するためには他の市場を開拓する必要がありますが、加工貿易で高付加価値品の輸出を中心とする日本にとっては新興経済圏では購買力に限度があることから、内需の拡大も考えないといけません。

バブル崩壊後日本はきちんとした内需を作ることに失敗してきたということを認識しました。しかしこの期に及んで、内需を拡大するってどうすればいいのでしょうか。

少子高齢化ですからどうしても老後の資金が気になり、消費は無駄なものを控えるのは当然になります。こんな中で消費に回るお金を増やすためには長期的には何が必要なのでしょうか。

あれだけ大盤振る舞いの政策の応酬をするくらいですから、まだまだ余裕はあると思っているのでしょうが、実はもうあまり余裕はないというのが現実ではないでしょうか。

About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。

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