クアルコム、非係争条項をめぐる排除措置命令に反論へ


公取委、クアルコムに排除措置命令(2009.07.27)の続報です。

公取委から排除措置命令が出たらそのまま受けいれるという決着も多いですが、クアルコムは争う道を選んだ模様で、今後反論すると報道されました。

米クアルコム、公取委に反論へ 携帯メーカーとの技術契約巡り(日本経済新聞2009年8月14日)

【シリコンバレー=田中暁人】日本の公正取引委員会が携帯電話用半導体大手の米クアルコムに独占禁止法違反を認定して排除措置命令を出す方針を固めたことに対し、クアルコムは13日、公取委に反論する書簡を提出すると発表した。

公取委が問題視しているのは、クアルコムが日本の携帯メーカーと結んだ通信技術の使用契約。「非係争条項」を盛り込み、クアルコムの技術の中にメーカー側の特許権を侵害するものがあったとしても、訴訟などで争わないよう拘束していた疑いが持たれている。クアルコムは「条項を強要したとする(公取委の)見解に反論する」と主張。「契約は日本メーカーが自主的に受け入れた」などとしている。

(略)

正式にはこれから反論すると思われますが、現時点で明らかになっている反論の内容は、自主的に非係争条項を受け入れたというものです。

当事者間に力関係の違いがあり一方が圧倒的な優越的地位にあるなら、すんなり受け入れたと振舞わざるを得ないこともあるでしょうから、本当に自主的に受け入れたのかが問題となってしまいそうです。これだけだとあまり強力な反論にはならないように思われるのですが、他になにかあるのでしょうか。

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About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。

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