すかいらーくも店長などを管理職からはずし残業代支給


マクドナルド事件以降、外食業界で店長など管理職とされてきた社員を管理職からはずして残業代を支給する動きが相次いでいますが、このたびすかいらーくでも店長などを管理職からはずして残業代を支給することになりました。

すかいらーく「名ばかり管理職」是正、3300人に残業代支給(日本経済新聞2009年8月7日)

すかいらーくが店長など約3300人を管理職から外し、残業代の支給を始めたことが明らかになった。裁量権のない管理職に長時間労働を強いる「名ばかり管理職」の問題では最大規模の是正。日本マクドナルドなどは既に残業代の支払いを始めており、これで大手小売り・外食の大半が待遇を是正したことになる。

今回、是正の対象となったのは、すかいらーくと、グループ会社のジョナサン、ニラックスを合わせた約2800店の店長と、本部の一部社員。法律上の管理職である「管理監督者」から外し、残業代を支給している。すかいらーく(グループ会社除く)の社員に占める管理職の割合は73%から6%に下がる。 (07:00)

一点注目したいのは、先日の塾校長を管理監督者ではないと判断した裁判例と類似しているのですが、従前は管理職が社員の大半であるという点です。

さすがに7割を超える社員が管理職というは一般的な感覚としてはおかしいと思われます。

また管理監督者該当性の要素である

  • 経営と一体であるか
  • 主体的に自分の労働を決められるか
  • 待遇が相応しいか

に照らして考えてみても、管理職が多すぎるということは、社員の大半が主体的に自分の労働を決められて、待遇が相応しいという会社は経験則に反する感じがしますので間接事実として意味があるように思われます。

私自身は管理職が少ないという普通の会社しか経験がないので、上記の塾の事件を見たときはかなり違和感を感じたのですが、業界によってはかなり実例のあることなのかもしれません。

About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。

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