裁判員裁判で裁判員のした質問について素人くさいとかいう批評をしたものがあるらしいのですが、素人のような質問をしてはいけないということはなく、むしろ望ましい場合もあるでしょうから批判するようなことではないと思います。
もっとも裁判員最初の質問である2日目の公判で出た質問は、決して素人くさいものではないと私には思えました。
刑事罰にかかわる新法ができると最初の事件では違憲性を主張して最高裁までいくものです。ストーカー規制法もそうでした。合憲だといった最高裁判決が出ています。
さてこの事件では控訴した上でさらに裁判員制度の違憲性を主張して上告まですることになるでしょうか。最高裁は合憲性判断をすることになると予想してはいましたが、この事件は事案そのものにそれほど争点のある事件ではないので、そんなことになったらなんとなくアンバランスな感じを禁じえません。