インテル、競争法違反問題で欧州委員会を欧州司法裁判所に提訴


欧州委員会の競争法政策は非常に意欲的であることは何度もお伝えしていますが、よくターゲットとなっているのがITの巨人マイクロソフトとインテルです。

両者には巨額の賠償や特定の行為を命令が課されており、両者とも司法手段に訴える一方、和解もするなど硬軟両面を使い分けています。

このたびインテルが、欧州司法裁判所に提訴したことが明らかになりました。

米インテル、欧州委を提訴 独禁法違反認定「判断は誤り」(日本経済新聞2009年7月23日)

【シリコンバレー=田中暁人】半導体最大手の米インテルが、同社を独占禁止法違反と認定した欧州連合(EU)の欧州委員会の制裁は不服として、欧州司法裁判所に提訴したことが22日、明らかになった。インテル広報によると、提訴内容の詳細は非公表。欧州委は5月、インテルがMPU(超小型演算処理装置)販売で独禁法に違反したとして、10億6000万ユーロ(約1410億円)の制裁金支払いを命じた。

インテルが今月発表した4~6月期決算は、欧州委への制裁金支払いが影響して1986年以来となる最終赤字に転落した。ポール・オッテリーニ最高経営責任者(CEO)は5月の時点で「欧州委の判断は誤り」として、裁判で全面的に争う姿勢を表明していた。

(略)

最終的に減額して落ち着くことも考えられますが、マイクロソフトの件では歩み寄るまでに3年半かかったとされており、マイクロソフトの場合は抱合せ販売をやめるとかの行為を命令することもできますが、インテルの場合は制裁金が前面に出てきてしまいますので、当面は全面対決で事態は推移すると思われます。

About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。

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