日本人初、アメリカ反トラスト法違反で服役へ


以前、アメリカは刑罰に厳しくやたらと刑務所に入れてしまうということを書きましたが、特に、経済犯では日本と違って、大変厳しいのが実態です。

その中でも反トラスト法(日本では独禁法)違反には大変厳しいので有名ですが、その反トラスト法違反で日本人がはじめて服役することになりました。記事はこちら

事案としては、食品防腐剤であるソルビン酸のカルテルにかかわったということで、罪を認める代わりに禁固3ヶ月、罰金2万ドルに同意したということです。
司法取引をしてこれなので、厳しさがよくわかるというところですが、アメリカ的には禁固3ヶ月は軽いほうだと思われます。

アメリカは法的に非常に厳格であることが伺われ、ビジネスをする際は要注意であるわけですが、反トラスト法のような公正であることにまあ同意できる法律はともかくとして、アメリカには、ほとんど落とし穴に近いような法律も沢山あり、世界最大の市場を目指して来る外国企業を待ち受けています。
法律とは公正でなければならないというのが日本では社会通念であろうと思いますが、世界的には自国企業の競争力強化のために法制度を利用するようなことはざらで、その点では日本人の法観念が純粋に過ぎるきらいがあります。

そのような障害を乗り越えるためには、Made in Japanの強化もさることながら、世界と渡り合っていけるだけのクレバーさを持ち合わせなければならないのではないかと思います。

About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。

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