書評


個人献金が実は故人献金だったりして、性質の悪い冗談が横行している日本政治の現状ですが、さすがに辟易してきます。一体全体どうなっているのでしょうか。

さて、水町先生編の事例演習労働法についてどうかというお尋ねをいただいたので、この場で簡単に答えておきますと、今年の新司法試験の問題はほぼすべて網羅しています。模範解答に書かれている分でも十分ですので、つなぎ合わせれば高評価を得られる答案になると思います。

というのは、問題が単元ごとにすごくたくさん載っているためでして、落ちている問題はほとんどありません。完全にないわけではないですが。

事例が簡単すぎるため、本番ではもっと難しい複雑な事例になるという違いはあるものの、基本的な論点の確認には非常に優れていると思います。載っている模範解答には、企業人としては納得しかねる部分もありますが、あれで十分だと思います。

定期試験の準備から新司法試験まで対応可能であるといえると思います。

ちなみに新司法試験の合格者の再現答案を拝見しますと、労働法に関しては、使用者よりの答案が目立つように思いました。特に20年度で顕著でした。企業人の私でもこれは労働者の勝ちだろうと思う事案でも、使用者よりの答案を構成されており、理屈さえ通れば自由だと思いますが、下手をすると人間としてのバランス感覚の問題になりかねませんので、一応、社会通念から考える余裕もあったほうがいいかもしれません。

About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。

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