ユニゾン・キャピタル、アデランスの公開買付価格を引き上げ


アデランス経営陣の同意を得てアデランスに対して公開買付を表明しているユニゾン・キャピタルグループですが、1株当たり1000円としていました。

この価格に対しては直近の株価よりは高めであるものの、1株あたりの純資産額を下回るために安すぎるとして、筆頭株主であるスティール・パートナーズは反発をしていました。

ここに来て、ユニゾンは買付価格を1200円に引き上げるほか、公開買付の条件を一部撤回して、定時株主総会で会社提案の取締役等の選任議案と剰余金配当の議案が承認されることだけを条件にすることに改めました。自己株式で公開買付に応募することが承認されることという条件は撤回されました。

自己株式の応募は一般株主に強圧的に作用するとスティールが批判していたところでした。自己株式の応募によって希釈化が生じることを問題視していたわけです。

しかし、これでもなお1株あたり純資産額(1582円)は下回っています。なおもスティールの批判している問題点は完全には解消されておらず、スティールとの対立構造は解消されないのではないかと思われます。

About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。

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