最低限の記述からの展開


なんだかここにきて疲れが出ています。頭痛がして少し寝込みました。

さて、このブログに来られる方の検索ワードを見ていると水町先生関係の方が結構いらっしゃいます。

労働法選択の方の中で、試験委員もお勤めであったこともあり、コンパクトにまとまっているということで、水町労働法を使われる方は多いと思います。

菅野労働法がかなり重たいので、とっつきにくいというのがあるのだと思いますが、精読してみると水町先生のも中々難しいので一概に初学者向けとはいえないなと思います。

水町先生のお言葉によると、あれくらいの記述にとどめて後は考えられるようでないと役に立たないそうで、菅野労働法が何でも書いてあり、マニュアルとして重宝されていることへのアンチテーゼであることが伺われました。

よって水町労働法をやるにしても、あの記述から発展させていかないといけないので、中々難しいと思います。考え方の方向性は自然に出てくるだろうということなのですが、早々初心者にはできるものではないですよね。

事実、新卒の学生さんから、実務では当然の常識であることについて、基本から考えていくとその常識には行き着かないために質問を受けることが結構あります。

36協定で、労使協定のはずなのに労働協約みたいになっていることがよく分からないとか、24協定のほかに個々の労働者からの同意がいるのかとか色々ともっともな質問があり、実は説明に窮することも多いです。

一回、サラリーマンとして働くとよく分かると思うのですが、中々理論的にはすっきり説明できませんね。実際には微妙な考慮要素が働いているので。

About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。

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