東京地裁、住友信託の仮処分申請を認め、UFJと三菱東京の交渉中止を命令


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住友信託が申請していたUFJと三菱東京の経営統合交渉の中止を求める仮処分ですが、東京地裁は27日、申請を認め交渉中止を命じました。記事はこちら

UFJと三菱東京は当然、保全異議を申し立てるようです。

民事保全は、かなり迅速な手続きなのに加え、いきなりの白紙撤回はさすがにひどいように思われることから、認められるのではないかなと個人的には思っていたのですが、その通りになったようです。

ただ、あまり前例のないことなので、確たることしか言ってはいけない実務法律家の立場でいうなら、「ケースの蓄積がないのでわからない」ということになるのでしょう。

このケースは、誠実交渉義務、契約の不当破棄などの観点からはリーディングケースとなると思います。

しかし、金融業界は元来、法的には弱い状態になってしまうのを極めて嫌うので(嫌うことが結果に結びついてきたかはもちろん別論です)、優先交渉権まで与えてしまった契約を白紙撤回するなどあまり考えられません。
それだけ追い詰められてしまい、背に腹はかえられなくなってしまったのだと思います。

About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。

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