刑事裁判が大きく動いた日


今日は刑事裁判関係で動きが大きい一日でした。

和歌山毒カレー事件がまずあげられます。

これは法的論点というよりは社会的な影響の大きさゆえでしょう。

もっとも、動機が分からないということをどう考えるかは法的問題です。罪となるべき事実ではないので他で十分立証できているなら有罪としてよいのはそのとおりなのですが、極めて難しい判断です。

異様に詳細な判示をしているところに、事の重大さが現れているように思われます。

もう一点は足利事件のDNA鑑定の話です。

科学的証拠の許容性に関する判例にもなっている足利事件に大きな揺らぎが生じたようです。

当時のDNA鑑定は精度が低かったのは事実です。今とは方法が違うのです。

ただ私が良く事実関係を知らないだけなのですが、問題の遺留品のDNAは鑑定にすべて使ってしまって残っていないとされています。すると、今回は再鑑定といっても何をしたのでしょうか。不一致だという以上何か新しく鑑定をしたのでしょうが、何と何を比べたのでしょうか。

About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。

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