パワハラ


今日の日経の夕刊に、パワハラが社会現象として増えているだけではなく、法的事象になって事件として認知されてきていることがでていました。

パワハラは、使用者側を訴える場合は人格権侵害の構成になりますが、裁判例もぼちぼちでてきているようです。

パワハラという用語が裁判例にも登場したのかまでは定かではないのですが、すでに裁判沙汰にはなっています。

使用者を訴える以外にはパワハラによってでてしまった症状等について、労災保険給付を求めるということになります。

認めてくれないと裁判で取消訴訟をすることになり、やはり裁判沙汰になります。

労災の認定基準はどんどん改定されていきますが、その際社会の変化を反映させるために、どうしても裁判で最初に切り開かなくてはいけないことがあります。一昔前は過労死の問題で残業時間と疾病の関係などが裁判で争われていたのですが、昨今は、自殺が労災かという問題があり目を引きましたが、さらに理不尽な弱いものいじめまで労災ではないかと争われる時代になってきたわけです。

法律はどの分野でも問題が尽きることはありませんが、特に労働分野は生臭くて仕方がありません。私の知っている労働法の世界は、このような人権侵害的なものよりは、伝統的な集団的労使関係なので、個別的労使関係ばかりが強調されるロースクールの労働法は、新鮮でした。

About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>

post date*

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)