東京地裁、機関投資家提起の西武鉄道有価証券報告書虚偽記載による損害賠償請求訴訟で237億円の賠償を命じる


西武鉄道による有価証券報告書の虚偽記載による株価下落に対して、株主がそれぞれ損害賠償を西武鉄道に対して求めて訴訟が複数起こされていますが、そのうち、機関投資家が提起した分の第一審判決と信託銀行が提起した分の控訴審判決が出ました。

西武株虚偽記載、237億円賠償命じる 東京地裁(日本経済新聞)

西武鉄道による有価証券報告書の虚偽記載発覚で株価が下落して損失を被ったとして、企業年金連合会などが損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁(綿引穣裁判長)は31日、同社などに計約237億円の支払いを命じた。同社側は控訴する方針。

一方、昨年4月に信託銀行が敗訴した訴訟の控訴審判決で、東京高裁(稲田龍樹裁判長)は同日、一審・東京地裁判決を取り消し、計約9億5000万円を支払うよう同社などに命じた。

(略)

上記報道によると、機関投資家分と信託銀行分でも算定基準が異なっているようですし、先日お伝えした個人投資家の控訴審判決でも、一審の算定を大幅に減額する判断が示されています。

判決全文を見ていないのでなんともいえないのですが、規定の適用の可否についてゆれがあるようで、せっかく設けた規定が活かされていない様に思えてしまいますが、問題は虚偽記載の内容が株主構成についてであるというところにもあり、判断を難しくしています。

About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>

post date*

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)