なぜ今さら


先週の日経夕刊に1週間にわたり団藤重光名誉教授のコラムが連載されました。

三島由紀夫の刑事訴訟法の答案を飼い犬が食べてしまった話とか、三島由紀夫の「仮面の告白」は刑事訴訟法的らしいとかいろいろな話題が触れられていました。

今さらそんなものを書くとは私の履歴書をまだ書かれていないのでしょうか。あれほどの業績を残されているのに意外な感じです。

私の履歴書は法律分野はあまり出てきませんが、最高裁長官だとたまに登場します。以前矢口元長官のが掲載されたのは良く覚えています。

回数が少ないせいか、あっという間に飛んでしまって、あまり東大での研究のこととかが触れられていません。まあ当然ですね。

結果無価値論が東大刑法学を埋め尽くしてしまい、しかもあの学園紛争ですからね。

ちなみに最高裁判事時代については、堂々と反対意見を書きまくったことに触れられています。

団藤裁判官と伊藤正巳裁判官と続けて反対意見を書きまくったせいで、最高裁判事の学者枠が東大法学部から離れてしまったとか言われますが、実際はどうなのでしょうか。

よくよく見ると分かるのですが、団藤裁判官も伊藤裁判官も最初は補足意見を書かれているのですが、だんだん年月がたつと我慢できなくなったのか反対意見だらけになるのです。非常に特徴的なことで、何があったのかが推し量られるところです。

当時なら学者裁判官の暴走を気にかけたのでしょうが、今日では随分とゆるくなってきたように感じます。最高裁も変わってきているのでしょう。


About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。

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