サッポロホールディングス、買収防衛策を一部修正


大株主スティール・パートナーズとの関係がこう着状態になっているサッポロHDですが、このたびすでに導入している買収防衛策について一部修正がなされたことが発表されました。

サッポロHDのリリース

修正されたのは7項目にわたりますが、重要なのは6番目に挙げられている買収者に現金の交付は行わないことという項目でしょう。

ブルドックソース事件以来、対価を交付すれば不公正発行の問題の相当性はクリアできる実例ができたということで、対価を交付する内容の買収防衛策が相次いでいます。

神田先生がこれを非常に問題視されまして、企業価値研究会の報告書にも対価の交付のない買収防衛策について言及されてくるくらいです。

今回のサッポロの手直しはこの考えに沿うものといえるでしょう。

世界中で経済が大混乱にある中ですので当面敵対的買収が再び活性化することはないと思いますが、時期を問わずグリーンメーラーを惹起しかねない制度の導入は阻止されるべきですので、この動きは妥当なのではないでしょうか。


About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA


次のHTML タグと属性が使えます: <a href="" title=""> <abbr title=""> <acronym title=""> <b> <blockquote cite=""> <cite> <code> <del datetime=""> <em> <i> <q cite=""> <strike> <strong>

post date*

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)