解雇法制の国際比較


ファイザーがこの不況下でも大規模な買収を行い地位を固める模様ですが、買収後に大幅なリストラをすることも発表されて、雇用情勢を冷やしています。これをみているとアメリカの解雇法制の自由度が高いことが改めて伺われます。日本でも同じような買収を実現することは無理ではありませんが、整理解雇の法理がありますから、リストラや雇用を切らないまでも労働条件の切り下げは絶対に買収の前にやらないといけません。それだけ選択肢が狭まることはやはり全く自由に出来るのと比べると不利になるのでしょう。労働条件の切り下げの難しさゆえに、会社分割ではなく、あえて事業譲渡を活用する向きもあるくらいです。会社分割だと労働条件は完全に従前のままになりますので。このご時世ですと、生き残りのための選択と集中が必須になりますが、労働条件を切り下げないでやることはまず考えられませんから、逆に会社分割は減るかもしれませんね。

About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。

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