訴求力あるのか


マスコミが政権批判を強めており、そのため民主党よりの態度を続けているのが随分と続いています。そこで連日、非正規雇用の人の陥っている苦境を取り上げており、民主党も短絡的な非正規雇用対策を提唱していますが、これって一般国民の多くに訴求力がありますかね。非正規雇用を法的に規制するということは、正規雇用の待遇の引下げにつながります。まだ正規雇用が多い一般的な労働者にとってそれは魅力的でしょうか。また、非正規雇用の規制を強めると、非正規の人が正規雇用の口にありつけることにはつながらないと思われます。おそらく失業率が欧州並みに上昇してしまうことになるでしょう。労働法の規制がとてつもなく進んでいる欧州では、一度雇ったら解雇できないし、労働条件の引下げすら出来ません。しかしこれは予想外にも、安心して暮らせる社会につながっていません。企業にとっては雇うと大変なことになるため、欧州の企業は人を雇おうとしないのです。そこで若年層の失業率は慢性的に高く社会不安になっています。そのため雇用対策として、非正規雇用を自由に出来る方向に進んでいるのが実際です。これに対してまったく逆のことをしようとするのは、まさに短絡的としか言えないでしょう。年金記録に始まり、いろいろなことを追及の材料にしてそのたびに短絡的なことばかりしてきましたが、政権交代が現実的に起きるとすると大変なことになるかもしれません。もっともこのままでも大変なことになりかねないですが。次の選挙のときはよくよく考えないといけませんな。

About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。

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