このブログでは取り上げる機会を逸してしまっていますが、経営が極度の混乱の中にある春日電機で、代表取締役のほか2名が混乱の責任を取って取締役を辞任することになりました。
この通りすべての取締役が辞任するとこの会社は取締役がいなくなってしまいます。そこで、一時取締役を選任する模様です。
さて、この春日電機事件は、敵対的買収で大株主が交代して、選任された新たな取締役が、大株主の会社へと会社財産を流出させるというようなことが行われたように伺われる一件です。
しかし、会社をがたがたにした取締役たちが去っても株主であることは変わらないようですので、まだまだ問題は解決していませんが、法的手段を駆使して、会社がひとまず正常な方向に向かったのことには大変感銘を受けました。
株価が低迷しているものの内部留保のある会社は狙われる恐れがあります。
そんなことにならないように株価が高くなるように努めないといけません。
そんなことよりも持合とか買収防衛策をしたくなるところですが、会社が株式投資をするというのは非常に非効率であり、かえって株価を下げるので、含み損を増やしてしまいかねません。結果として会社財産を毀損するのであまりうまくないでしょう。