住友信託、UFJと三菱東京の統合交渉停止を求める仮処分申請


経営統合に向けて進んでいるUFJと三菱東京フィナンシャル・グループですが、統合の内容に、住友信託へUFJ信託を売却することに抵触するものがあるため、住友信託が、仮処分を申請して、自らの権利の保全を図る事態になりました。記事はこちら

民事保全は、本案で争っていると手遅れになってしまう場合に暫定的に処置しておくためのもので、仮差押えと仮処分があり、前者が金銭債権、後者がそれ以外の権利保全の場合の制度です。

UFJと三菱東京の統合計画では、UFJ信託は三菱信託と統合することになっているので、住友信託にとっては白紙撤回になります。
そのため、法的係争にいたったということですが、UFJと住友信託の基本合意書には、優先交渉権と誠実交渉義務についてのくだりがあるでしょうから、法的には根拠があるといえます。

UFJと三菱東京の統合は社会的に歓迎の方向になっているので、交渉でなんらかの妥結をはかる方向に行くのではないでしょうか。

About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。

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