応益負担


応能負担から応益負担へは、社会福祉制度改革に共通する方向性です。後期高齢者医療もこのたび訴訟がおこされた障害者の支援費制度も応益負担の拡大を狙う点では同じです。ただ、この支援費制度に対する訴訟ですが、報道によると憲法訴訟になっているようで、違憲であると主張するようです。すると仮に違憲だとしてしまうと制度自体がなくなってしまい、以前のように戻ることには成りません。郵便法違憲事件や国籍法違憲事件のような憲法判断ついでに実質的に裁判所が立法をしないことには目的が達成されないようなことになりそうです。社会福祉のような制度設計に裁量が大きそうなところで裁判所が踏み込むとは思えませんので純粋に私法で解決するのは、原告も狙っておらず、世論喚起や立法に行動を促す目的なのでしょう。憲法訴訟は、目立ちはしますが行政訴訟としては無理筋ですよね。

About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。

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