大阪で痴漢事件をでっち上げた男女がいまして、刑事事件になっていましたが男の方の判決で5年6月というとても重い実刑判決が出たことに驚きました。虚偽告訴だけではなく強盗未遂にまでなっているそうなので、重くなるのも納得がいきましたが、虚偽告訴が強盗の実行行為にもなるとはあまりきいたことがないような気がしました。示談金を目当てにしてのことであったところが財産犯になるわけですね。実行行為としては、強盗罪にあげられている手段のうち、当然ですが脅迫の方に該当するのでしょう。しかし痴漢冤罪が問題となっている昨今ですから、社会的非難が大きいのも分かります。どれだけ未決勾留日数を参入したのか分かりませんが、被告は30歳近くまで罪を償うことになってしまいます。この時期に勤労能力を高めることができないとは人生にとって極めて重大な損失でしょう。これでも懲役が短いと怒る方はいらっしゃるかもしれませんが、やはり非常に高い代償といえるのではないかと思います。
代償
Posted on by Arakawa