独禁法改正で権限が強化されてから、公取委が随分と頑張っているのが目立ちます。望んでいた武器をあげたら頑張るというなら、今回の金商法改正によって証券取引等監視委員会も頑張ってくれるのでしょうか。昔は法令を無視する分野の代表格だった独禁法と証券取引法の分野でだんだんとエンフォースメントが強化されてきているのは本当に時代が変わったとした言いようがありません。もっとも証券取引法のわけの分からない条文は、金商法でより一層悪化してしまいました。弁護士先生もよく分からないと仰っているくらいですから、新米弁護士が仕事でまず苦しむところだといわれているのも当然かもしれません。でも、最近の法律はわけの分からないものが増えてきていますよね。テクニカルな租税法などは以前からそうだったのですが、最近はこれに会社方が加わってしまった感じで、非常に厄介な感じがします。なんか立法をする方のマインドが今までとは違う感じがするんですよね。本当にああいう感じでいいのか、疑問です。