色々なものが開発されて流通しているため、新株予約権が大量に行使される事態が増えています。このため、市場での売買が異常な状況になることがあるため、ジャスダックが新株予約権の行使実施見送り勧告を導入することになりました。東証ではすでに導入されているようです。************************************************************************************************* ジャスダック、新株予約権の大量行使で実施見送り勧告導入(日本経済新聞2008年8月26日) ジャスダック証券取引所は11月にも、MSCB(株価により条件が変わる転換社債)などを使った大量の新株予約権行使に対し、事前に実施見送りを勧告できる新たな措置を導入する。最近のジャスダック市場は予約権の大量行使で株数が急増したトランスデジタル株が売買高の約半数を占める異常事態になっている。個人投資家の損失につながる不適正な資金調達に歯止めをかけ、長期低迷が続く新興市場の底入れにつなげる。(略) ************************************************************************************************* 何を問題にしているかというと、ストック・オプションの大量行使が目立つとかいう話ではなく、上記記事にもありますが、MSCB対策です。非常に濫用的な側面があることは、すでに商事法務で取り上げられたりしているので、拘束力はないものの対策に乗り出すことになった模様です。