金融庁、「ヤミ金融業者に係る最高裁判決の概要について」を公表


6月に、最高裁であまりに高利な金利での貸付の場合は、返済した分のうち、元本に該当する部分まで損害として請求できるという判決が出ています。最高裁判所第三小法廷平成20年06月10日判決 平成19(受)569 損害賠償請求事件 要するにあまりに高利なヤミ金は、最初の貸付にかかる給付自体が不法原因給付だということです。この最高裁判決について解説をする金融庁の資料が公開されました。「ヤミ金融業者に係る最高裁判決の概要について」 これは、ヤミ金からの貸付は一切返さなくていいですということを宣伝するものではありません。そもそもこれは判示にも反する言説です。上記判例では公序良俗に反するくらいの高利ではないと不法原因給付にはならないことが決定的に作用しており、そこまでいかない場合には射程が及ばないことに注意を喚起する内容の資料となっています。数百%以上ならとりあえず、公序良俗に反しているようですが、限界はどのくらいなのかは不明ですので、当然の注意喚起でしょう。

About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。

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