手厚く手厚く


草野弁護士が雑談で、教育とは、教わる方は、教える方の到達点が上限になるという趣旨の話を仰っていたのを聞きました(表現は著しく異なります。もっとこなれたうまい表現だったと記憶しています) 要するに予備校教育ではだめなのだなということかと、法学教育のことを念頭にして考えて、なるほどと思ったのですが、今日、私の出身高校である川越高校のウェブサイトを見ていて改めて実感しました。川越高校は公立高校ですが、伝統ある高校であるせいか、結構、大学受験を意識した教育をしています。私がいたころからしていました。今はもっと充実してようで、朝自習なるものすらしているらしいです。しかし、熱心に指導すれば成果が上がるかというとそんなことはなく、教科書から学んでいくオーソドックスな川越高校の教育では大学入試問題の最高峰である東大の入試問題は解けるようになりません。東大の入試問題は難問奇問というより、本当に理解しているかと問いているので、1をきいて100を知るくらいの賢い人ならあの教育でもできるようになるかもしれませんが、私には絶対無理です。幸い川越高校には赴任していませんが、文系人間の私より数学ができなかった同窓生が数学の教師になっているらしいので、公立高校の教育は推して知るべしです。川越高校の東大合格実績も低迷しているようで、熱心な教育の成果は出ていないようですが、もともと無理なのですから、それよりも伝統である自主自立をもっと大事にした方がいいのではないかと思います。このまま行くと普通の学校になりかねないと思ったりします。手厚い教育を施されるのをまってそれをこなすことに専心するような受身の姿勢では、社会にでてから困ると思われます。今になってからそんなことを思いますが、高校生だったあのころは、勉強も含めて私は何も分かっていなかったです。

About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。

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