身分保障が悪い方向に作用する場合か


今日は平和な一日で勉強に専念できてよかったです。
毎日こうあってほしいですが、そうも行かないのだろうな。


大分県の教員採用汚職で、不正な得点操作によって合格した教員を免職にするのは難しいのではないかという見解が法曹関係者からあることを知りました。

私見では、実は点数が足りていなかったのに加えて当人がしたとは限らなくても不正な手段が講じられたということは、採用の要件を欠いて無効なのではないかと思っていました。

もっとも報道で見た限り、難しいのではないかとしている見解は、合格した当人が贈賄をしたり、不正を行って合格したことを認識していない限り難しいのではないかとされていました。
要するに懲戒事由(非違行為)に該当するかという観点で考察されているのだと思います。
つまり、試験の後に採用するという処分がありますから、それによって有効に採用されており、それによって公定力があることを前提にしているのだと思います。

そういわれるとそうかもしれないと思いました。

でも結論としてこれでいいですかね。
本当は落ちていないのに落ちたことにされた人の救済はぜひともするべきですし、このことと不正で合格した人の懲戒は必ずしも排他的ではありません。
しかし、事後処理としてはそれだけにせず、公務に携わる以上要件を満たさない人は排除しないと公務の公正が害されたままになってしまうのではないかと思います。

About Arakawa

サラリーマン経験のある弁護士兼社会保険労務士 このサイトでは、ビジネス関連の法律ニュースをもとにして私見をお送りするブログです。 ●筆者紹介 埼玉県立川越高校卒 東京大学法学部卒 東京大学大学院法学政治学研究科修士課程修了(法学修士) 専攻・国際私法、国際取引法、会社法 某企業で法務担当というよりむしろ労務担当 東大ロースクール修了 新司法試験合格 弁護士登録 現在,弁護士兼社会保険労務士です。

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